5月の末頃、5年生の学校行事の一つ、宿泊学習がありました。
もちろん担任の先生は、「お友達とお泊まり楽しいよ、おいでよ」と。
クラスのお友達も「一緒にお泊まりしたい!」と言ってくれました。
親の私は「ジジちゃんの気持ちに任せる」スタンスで、
行くなら全力でバックアップするし、行きたくないなら無理に言わないし。と結果がどちらになってもいいように準備をすることにしました。
当の本人は、あまり浮かない顔。
お友達からの誘いは嬉しい反面、プレッシャーがあるようです。
約束すると行かないといけない、でも行けないかもしれない
だからいつも曖昧な返事をしています。
行きたい気もするけれど、行きたくない気持ちの方が大きい。
これがジジちゃんの気持ちです。
確かに、普段も教室に入る事が怖くて、保健室登校しているのに、親と離れて一泊するなんて…。
ジジちゃんの気持ちを考えると、恐ろしすぎる…!
私も同じ立場だったら、行きたくないな。
班決めや係決めは、本人の希望を聞きつつ、先生やお友達がジジちゃんが活動しやすいように決めてくれました。
そして宿泊学習に向けて、事前説明や準備などがどんどん進んでいきます。
ただ、ジジちゃんはその事前活動にも参加しなかった(本人が嫌がった)ので、当日も参加は無理かなーと私は感じていました。
ジジちゃんには、
「行きたくなったらいつでも連れて行けるし、お迎えもすぐに行けるよ。」
「行けない時は無理しなくていいからね」と伝えておきました。
「行ってみたら、意外と楽しいかもよ」ともチラッと言ってみたりして…。
先生やお友達も一生懸命に誘ってくれるので、ジジちゃんの気持ちはまだはっきりしていませんでしたが、宿泊学習の前夜、必要なものを一緒にリュックに詰めたりと準備をしていると、
「明日、行きたくないな。」とポツリ・・・。
宿泊学習当日、ジジちゃんは布団から出てきませんでした。
「起きてご飯食べよ〜」といつも通りに声をかけるていると、なんとか起きてきたものの
顔はムスッと暗く、嫌々オーラが出まくっていました。
その姿を見たパパは、
「宿泊学習楽しいじゃん!行った方がいい!ジジの為にもなるんだから!」
と、グイグイと宿泊学習に行くようにプッシュしてきました。

やめてくれ〜〜!!それ以上言うと、ジジが拗ねる!むんつける!
フォローするのは私なんだ!大変なんだ!
案の定、時事は部屋に戻って布団に潜り込んでしまいました(涙)
ここからぐいぐい質問しても、話は進まないので、とりあえず学校に状況を連絡。
学校側は「いつでも来ていいですからね」と言ってくれました。
パパにはささっと仕事に行ってもらい、ジジちゃんにはに学校に連絡したことを伝えました。
気持ちが落ち着くと自分から動き出すので、その時まで放っておいてます。
しばらくすると、私のところに来て
「行った方がいい?」と聞いていきたので、「行きたかったら行けばいいよ」と答えると
「じゃぁ行かない!」と、ほっとした表情をしました。
パパにも、「ジジが宿泊学習に行かなかった事は、言わない。責めない。いつも通りに接して」とコソッと伝えておきました。
親からの期待がプレッシャーのようなので、期待してる素振りをあまり見せずに穏やかにしていこうと思っています。
学校側は宿泊学習の様子を写真付きで連絡アプリに載せてくれるので、一緒に見ましたが特に反応はなく、1日目は終わりました。
二日目の朝、「行く?」と確認してみたけど、
「え?行かないよ?」とサラッと答えが返ってきました。
これで5年生の一大イベント終了。
宿泊学習が終わり、気が楽になったのかジジちゃんの顔がスッキリと明るくなったようでした。

楽しみに感じたり、嫌だな〜って思うのはひとそれぞれ。
親が思っているのと、子が思っているものは違うんです。
宿泊学習で学ぶことは沢山あると思います。
でも、この機会を逃したからといって一生学べないわけでもない。
遠回りになるのかもしれないけど、ジジちゃんにあった学び方があると思うから、
今回はこれでいいってことで。
しんどくない程度にこれからも頑張りますよ!
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